なぜタンパク質が大事なのか。

 

たんぱく質を摂取するのは大事!

今や筋トレもブームとなり、食事について気を遣う方も増えてきています。

 

ダイエットに関する知識や方法も手軽に入手できるようになりましたが、

 

痩せたいと思っていると食べることが怖くなる

 

こんなことはないですか?

 

 

 

 


・ほんの少し食べるだけでも体重が増えそう…

 

・脂肪が増えてしまいそう…

 


食べることって幸せなことのはずなのに、いつの間にかストレスになってしまってたり…


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こんな状態を打破するにはまず、

 

”食べない”ことが痩せない原因であり

”食べる”ことで痩せることが出来る

 


という思考(考え方)に切り替えることが必要になってきます。

 



過度な食事制限をすることは、確かに体重の減少はします。

ですが、日を追う毎にその幅がどんどん小さくなっていきます。

 


これは、ヒトの身体が現在の生活環境に適応しようとして起きる現象(恒常性)で、脂肪よりも筋肉を多く分解してしまうことで、結果的に代謝を落としてしまったことによる反応です。

(筋肉を分解する他にも、筋肉は摂取したエネルギーによって発熱するので、筋肉自体の働きも抑制されてしまいます)



理想は1日に身体が必要としているカロリーに少し満たない食事量でたくさん動く(トレーニングする)ことですね!

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でも毎日毎日そんなに動く時間ってないんですよね…

 


そのような声を頂くことが多々あります。



ここで本題の”なぜタンパク質が大事なのか”ですが、次の2点があります。


1、身体(髪・爪・骨・筋肉等)を作る素となる


2、食事を摂取した際に消費するエネルギーが炭水化物・脂質よりも高い


1については皆さんもご存知かと思いますが、2は初めて聞くという方も多いのではないでしょうか。


食事の基本と言われている三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)は摂取することで”摂取カロリー”となり身体の中で吸収されますが、消化する際に”消費カロリー”としても微量のエネルギーを使うんです!

 

各栄養素における食事誘発性熱産生(DIT)は以下の通りです。


・炭水化物

  →炭水化物による摂取カロリーの約6%


・脂質

  →脂質による摂取カロリーの約4%


・タンパク質

  →タンパク質による摂取カロリーの約30%

 

!!!

 


タンパク質、凄いですよね!?


タンパク質の摂取量が多いと、1日の代謝が上がるんですね!

 

仮に各栄養素をそれぞれ100gずつ摂取したとしましょう。

その際の食事誘発性熱産生(DIT)は

 

・炭水化物(100g)

  →100(g)×4(kcal)×0.06=24kcal

 

・脂質(100g)

  →100(g)×9(kcal)×0.04=36kcal

 

・タンパク質(100g)

  →100(g)×4(kcal)×0.30=120kcal

 

 

全然違う…('Д')

 

これを見ると脂質の少ない鶏の胸肉やささ身を食べたくなるのではないでしょうか♪



だからと言ってタンパク質ばかり食べるのが良いわけではなく、あくまでバランスが大事です。割合としてタンパク質の摂取量を増やすことで食事から消費されるカロリーが増えるので、我々トレーナーはタンパク質の摂取をお勧めしています。


痩せることは確かに大変なことですが、痩せようとしてすること全てがストレスになっていては思うような結果は絶対に出ません。食べることで少しでも多くの楽しみを持って痩せるようにしましょう♪